開催レポート 「企業経営部会」 経営層向け特別セミナー
企業経営部会
企業経営部会では、経営層の皆様を対象に、共通の経営課題を解決するための情報共有と相互交流の場を提供しています。
今回の部会では、戦略的な視点を持つ登壇者と、実装・運用の最前線を牽引する登壇者の2名をお招きし、経営と実務の両面からAI活用の核心に迫りました。
AI時代の今、経営者がどのような決断を下すべきか。そして、現場でどのような現実と向き合うべきか――。
両者の視点が交差する中で浮かび上がった「AI時代の経営のリアル」をお伝えします。
開催概要
■開催概要
日 時:2026年10月14日(水)17:40~19:00 +ネットワーキング
形 式:対面
参加者:会員10社10名、非会員2社3名(計13名)
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【特別講演】 AI時代、経営者が決めるべき「次の一手」
~AI投資と人材育成から考える、攻めと守りの経営戦略~
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テーマ :「AI時代、経営者が今決断すべきこと」
登壇者:MIデジタルサービス株式会社
デジタル・プロセス変革TF 副TF長
テクノロジーデザインチーム
シニアアーキテクト 岡部 暁 氏
テーマ :「AI時代の企業競争力を支える経営基盤」
~信頼できるAIとデジタルインフラが未来をつくる~
登壇者:エフサステクノロジーズ株式会社
代表取締役CEO 保田 益男 氏
(参加企業一覧)※会員企業、順不同
ユーザックシステム株式会社
日本総合開発株式会社
株式会社ティー・アイ・シー
JFEシステムズ株式会社
古河電気工業株式会社
株式会社情報工場
キユーピーデジタルイノベーション株式会社
株式会社ElectricArchitect
株式会社アンカーリサイクルポート
株式会社サンゲツ
【講演Ⅰ】 テーマ 「AI時代、経営者が今決断すべきこと」
登壇者:MIデジタルサービス株式会社
デジタル・プロセス変革TF 副TF長
テクノロジーデザインチーム
シニアアーキテクト 岡部 暁 氏
講演のポイント
1.AI普及の現状と経営の視点
生成AIは、PCやインターネットの普及スピードを上回る史上最速の勢いで世界に浸透しています。世界中の企業で巨額の投資が行われ、AIエージェントの活用も進んでいます。日本国内でも業務利用率は高まっていますが、真の「成果」を創出する段階では、まだ一歩進める余地があります。
2.経営層が踏み出すべき「4つの領域」
企業がAIを活用して次のフェーズへ進むためには、経営者が以下の4つの領域について自ら決断し、取り組む必要があります。
・データ: AIの基盤となる情報の整備
・人材: AIを使いこなし、共に価値を創造できる組織づくり
・業務: AIを前提とした業務プロセスの抜本的見直し
・攻めの戦略: 効率化はボトムアップでも可能ですが、AIを駆使して「どこで事業を伸ばすか」という攻めの領域決定は、トップダウンでのみ成し得ます。
3.登壇者からのメッセージ
「業務の効率化」に留まらず、データ・人材・プロセスという土台の上に、AIを駆使した「次なる事業の創出」を目指すべきです。経営者が先頭に立ち、AIを前提とした事業変革の舵取りを行うことこそが、この時代の大きな転換点となります。
【講演Ⅱ】 テーマ 「AI時代の企業競争力を支える経営基盤」 ~信頼できるAIとデジタルインフラが未来をつくる~
登壇者:エフサステクノロジーズ株式会社
代表取締役CEO 保田 益男 氏
講演のポイント
1.実践的なAIインフラの提供と導入の最前線
AIモデルを導入してすぐに活用できる「AI Readyなサーバー・プラットフォーム」の重要性が解説されました。様々なLLM(大規模言語モデル)に対応し、検証済みの環境を提供することで、企業がAI活用へ最短距離でアプローチできる体制が構築されています。講演では、導入実績が前年から大きく伸長していることも紹介され、企業のAI活用ニーズの高まりが示されました。
2.業種別にみるAI活用の広がり
多様な業種での導入事例が紹介されました。 ・製造業: 工場のオンプレミス環境における画像解析や製品開発 ・官公庁・自治体: 文書作成、議事録の効率化、住民サービス(福祉関連など)での活用 ・金融・その他: 機密性の高いデータを取り扱う環境でのローカル環境導入 これらに加え、今後はデータ増大に伴う「ストレージのマネジメント」が経営課題として重要になります。
3.登壇者からのメッセージ
単に「AIを導入する」というフェーズから、「AIを統制し、企業の成長へとつなげる」フェーズへと進化すべきです。最新のデジタル環境やAI活用基盤の整備は、若手人材の獲得・定着にも影響を与える要素の一つとなっており、AIへの投資は採用競争力を高める側面からも不可欠です。
【参加者の声】
当日の部会では、経営層の皆様から、明日からの経営判断や実務に直結する声をいただきました。
・経営・戦略面への気づき
「経営視点で何を考えるべきか論点が整理されており、非常に示唆に富んでいた。さっそく社内の教育や投資計画に反映させたい。」
・実務・プロセスへの理解
「データ・人材・プロセスの三本柱の重要性がよく理解できた。業務プロセスの『捨てる』観点は社内に浸透させたい。」
・インフラ・コスト管理の現実
「AI活用のリアルなコスト管理の重要性や、クラウドとローカルの使い分けなど、まさに今検討中の内容が明確になった。」
・コミュニティの場としての評価
「第一線で活躍する方々から直接、本音の検討材料を聞けるのは非常に有意義。実務に直結する学びの場だった。」
