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Fujitsuユーザーコミュニティ関東支部 ICTリーダー研レポート

2025年度「ICTリーダー研究会」~キックオフから中間報告会まで~(前編)

「ICTリーダー研究会」とは

ICTリーダー研究会の目的は、業種や立場の異なるメンバーがチームを組み、ICTを活用した社会課題や価値創造について研究・提案を行う研究会です。ディスカッションや共同研究を通じて、日常の業務では得にくい視点や考え方に触れる点に加え、社外とのつながりを築く機会として提供しています。

2025年度のテーマは、

「共創する未来~次世代リーダーが挑む社会課題解決と価値創造~」

本研究会は、8月のキックオフからスタートし、約8ヵ月間にわたるプロジェクトとして進めています。

キックオフでは、研究会の目的や進め方を共有した後、グループごとに関心のある社会課題や問題意識が持ち寄られ、研究テーマの方向性を整理しました。

9月・10月の集合研修では、各グループが設定したテーマについて、課題の背景や現状を整理しながら、ICTを活用したアプローチの可能性を検討しました。集合研修以外にオンラインで打合せをも併用しつつ、会合ごとにメンバーのオフィスを会場として集合し、対面での議論を重ねる場面もありました。

中間報告会(2025年11月27日開催)

11/27(木)中間報告会は、各グループから、これまでの検討内容や課題認識、現時点での方向性について5グループ(うち関東は3グループ)が共有を行いました。

■ 関東1グループ

少子化や子育てに対する将来不安を背景に、結婚・出産を望みながらも踏み出せない層が抱える課題に着目しました。課題を整理しました。

経済面や知識不足による不安、負担感といった要素を切り分け、ICTやAI、公的データの活用を通じた支援の可能性を検討しました。

■ 関東2グループ

人口減少や地域経済の縮小といった地方課題に対し、観光や移住に限定しない関わり方を模索している点が特徴的です。

「共感」や「経験」を軸に、人と地域が継続的につながる仕組みについて検討を進めました。

■ 関東3グループ

林業の担い手不足や再造林の停滞といった課題に着目し、森林と地域の関係性をどう広げていくかを整理しました。

地域住民の関わり方や経済的な循環を含め、森を支える仕組みづくりに向けた検討を進めました。

■ 北陸グループ

漁業における高齢化や後継者不足、環境変化による不安定さなど、一次産業が抱える構造的な課題を丁寧に整理しました。

ICTやAIの活用により、持続性や新たな関わり方を模索する視点を示しました。

■ 信越グループ

過疎化・高齢化が進む地域において、人材不足や技術継承が大きな課題であることを共有しました。

地域資源や文化に目を向けながら、外部人材との関わり方や滞在の形を検討しました。

各グループとも、産業や暮らしなど、身近でありながら容易に解決できない社会課題を起点に、ICTの活用可能性を探る姿勢が共通して見られました。

成果報告会(2026年2月6日)

キックオフから約8ヵ月間にわたる検討の集大成として、2/6(金)に成成果報告会を開催しました。

当日は、各グループから最終的な研究成果や提案内容を発表し、これまでの議論を踏まえた具体的なアウトプットを紹介しました。

成果報告会当日の様子や、各グループの最終的な取り組み内容については、後日あらためてレポートとしてお伝えする予定です。

本記事では、まず中間報告会までのプロセスを振り返り、研究会全体の流れや検討の広がりをお届けしました。

取材後記

筆者自身も、過去にICTリーダー研究会へ参加した経験があります。普段の業務では接点のない方や異業種の方と一つのテーマについて議論を重ねる中で、価値観や問題意識の違いに触れる機会が多く、チームでの進め方や合意形成の難しさ・面白さを実感しました。

研究会を通じて築かれた社外のつながりは、その後も情報交換が続く関係となり、日々の業務や視野の広がりにも少なからず影響を与えています。こうした社外での経験や視点を持ち帰ることは、個人の成長にとどまらず、組織にとっても新たな気づきや変化をもたらすものと感じています。

次回の後編では、成果報告会当日の発表内容や議論のポイントを中心に、研究会の成果を詳しくお伝えする予定です。ぜひ引き続きご覧ください。

関東支部 広報委員
株式会社FJネクストホールディングス
経営戦略室 課長 伊藤賢志